有限会社松榮ワークス

平成24年6月11日

　　　　　　　　　　　殿

福島復興作業　書類手続きの件（その7）

　前略　いよいよ梅雨入りとなり　皆様には益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。

この度は、前回お知らせした通り、竹中土木（株）関連の案件が立ち消えとなり、重ねて深くお詫び申し上げます。弊社も丁度一年前から福島復興作業案件を最重点に位置付けて進めて来ましたが、相次ぐ案件の消滅や取消しの局面にあい、残念乍今日に至っております。中でも一番悔やまれる案件が、今回の件で今年2月から5月下旬迄長期間待機の上、自然消滅となったケースです。（4ヶ月間待機状態）これは弊社のみならず、皆様方へも同じように大きな損失となりました。（上位会社へは仮契約書の写しの入手、労働者名簿一覧表の返却依頼を重ねて要求しているが、未回答となっている）

当業務の経緯と今後の流れについて反省も含めて、この一年を振り返り以下簡単に述べさせて頂きます。

（1）震災復興作業に係る派遣業務について、昨年より様々な情報が入り乱れており、詐欺的な話も多数出ていたとの話を方々から聞き及んでいます。
例えば、昨年スーパーゼネコンK社が見切り発車により全国で作業員募集を掛け動き出したが、途中政府から暴力団排除の指示が入り、指名停止処分となった。その後、大手を一旦排除して地場の企業で利権を獲得しようとする動きが出たが、予算の確約が難しく計画がどんどん先送りとなって、二転三転を繰り返す状況が続いた。

（2）各方面の利権争いや政府の対応の遅延、予算の問題などが4月頃まとまり出し、やっと最近になって動きが見えて来た。
一方、宮城や岩手などの被災地エリアでの作業は、作業員単価は需給の買い手市場になっている為、非常に安い単価で動いている模様と聞く。同様に福島県内も原発30ｋｍ圏外は同様の状況で、単価は急激に下がって来ている。高単価で募集があったのは昨年迄の話で、今は30ｋｍ圏外での作業員の日当単価は（弊社から皆様方へ支払い）最低限度として8,000円～10,000円程度とソロバンをはじきます。（宿泊・食事負担なし。就業場所、作業内容、契約の流れ等で単価は変わる。）

（3）今後の見通し
　　弊社取引先（新規）の話では、現地での作業開始は早くても6月後半～7月中旬頃の見通しと掴んでいる。尚、7月に衆議院解散総選挙が実施されれば、更にお盆以降にずれ込む可能性があるかもと。但し、有力な情報では7月が本筋である事は間違いないと言う説も聞く。

　今迄の反省と今後の見通しについて私見を述べて来ましたが、国を挙げての現地復興作
業（瓦礫撤去作業、除染作業）は時間の問題と予想します。従いまして、今迄弊社がコン
タクトを続けていた先から突然声を掛けられても遅いと判断し、本日からその為の準備と
して行動を開始する事と致します。
もし、賛同願えるのであれば皆様方には誠にお手数ですが、いつでもスタンバイ出来るように下記項目の資料を再度ご郵送頂きたく、お願い申し上げます。（出来る限り早急に）




・健康保険証（国保）　 カラーコピー　 1通
・住民基本カード（写真入り）　カラーコピー　 1通　※
・有資格証　 カラーコピー（工場・構内系）
・パスポート用サイズ（45ｍｍ×35ｍｍ）の証明写真 3枚
・健康診断書のコピー（既に入手済みなので今回不要）

※　住基カードが無い場合
住民票（本籍地記載）若しくは運転免許証カラーコピー
※ カラーコピーは紙の中央に納めて下さい。

（備考）公的機関によりコンプライアンスチェックあり
（組織の人・刺青・指破損者は不可）




追伸
6月5日（火）郡山1社、福島2社に営業訪問して来ました。
3社のうち2社から上記内容の説明を受け、書類準備の依頼を受けた次第です。

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http://www.shoei-works.com/